南の国から 山麓農地編
こんにちは、ナザレ農園のKMGです。
随分前に登録したブログを再開してみようという気になりました。
このブログをどれぐらい続けられるのかあまり自信がありませんが、暇にまかせていろいろなトピックで記事を投稿してみようと思います。
KMGのブログ説明にも記したように、フィリピンに住みだしてもう33年になります。
改めて振り返ると随分と時が過ぎたようで、昔住んでいた下町がすっかりなくなり
高層ビル群になっていたり若い頃溜まり場にして遊んだコーヒーショップやパブも
跡はあるものの看板や店舗の塗装が変わって時が過ぎ去るってこんな感じなのだと
えらく感心しました。
あれから34年が経ちました。ここではエドサ革命からBBM大統領就任までが詰まった34年です。
思い返してみるとよくここで長く暮らしてこれたなと思っています。
旧知の友はすっかりどこへ行ったのでか行方しれず。店のオーナーで人生の先輩だった方々もことごとく店じまいし今はどこにおられるのか全く分からない。
私の家は、妻と子供は男3人。
長男はオーストラリアに移住してしまいました。オーストラリアは給料いいですね!?今30歳ですが年収1000万プレーヤーです。日本にも3年ITでNTTデータに下請け会社で行っていましたがあの時の給料が月10万でしたからね、日本はひどかったですね。。。技術も教えないし、ひたすら下働き、
次男と三男はイーストウッドに一緒に住んでいます。2人とも米国のBPOワーカーをしながら小さな物販の仕事を始めています。
ここ首都圏もコロナ以来会社に通勤する人がかなり減りました。ここイーストウッドはBPOワーカーのメッカでもあったのですが、人通りは以前の三分の一といった感じです。今は、治安もいいし、何せ生活がここのシテイ内だけで完結するので前より、ジジババが多くなりました。(笑
私はと言うと
妻に2013年に子宮頸がんで先立たれ、10年が経ちました。
今は天涯孤独の道を歩んでいます。しかし、1人で暮らすことを今の時代進んでやってる人も多いようで、私もその一人かなと心を強く持つようにしています。
何せ還暦を過ぎてから農業に携わると決めたので、
いまさら、弱音を吐いてはいられません事情があります。
今は家族持ちのケアテーカーを雇って農園の番人をしてもらってます。
実を言うと事は大したことではないんです。
すべてが私の我儘で事を悲壮感を漂わせているだけなんです。
この農地にしたって、自分で住んでやれば、食べるくらいは造作ないんです。
ところが、
私は都会生活が長いので、炎天下の下で働くことができなくなって暑さに耐性がない。
かといって、今更これを投げ出して日本へ戻るわけもいかず、それこそほんとの天涯孤独になってしまいます。
なので
永住権のある私としては、ここで暮らすことがベストであり、また他に行くところもありません。
還暦越えとなると会社に勤めても良いことないし、他の国での必要なビザも発行されないでしょう。だからここで暮らすしかないんです。
4.4ヘクタールの農地どうする?
さて目下、44,000平米もある土地をどうやって管理するかが頭の痛い問題です。ここは海抜150mの山腹でもあり雑木林も多いし、大きな石もゴロゴロしています。 そこにヤシの木が100本をはじめマンゴー、バナナ、パパイヤそれからジャックフルーツ、ランブータン、グヤバノ、アボカドなど果樹類が植えてあります。
しかしなんとここでとれる作物でケアテーカーの給料も出ないなんて開いた口が塞がりません。
副収入赤鶏の平飼
サイド収入を得るため赤鶏を平飼しています。日本で言うところの名古屋コーチンに似た種類のロードアイランドレッド種の鶏です。精肉にも採卵にも向く種類なのだそうです。雄鶏4羽と雌鶏6羽で採卵し孵化器に入れて人工孵化をさせています。現在は雛および幼鶏が40羽になりました。
6月は、1ヵ月100個の卵を孵化器にかけることができます。これでどんどん雌鶏を増やていけばと思うのですが、しっかり面倒みてくれないから寒さやフンの異臭でへい死して数が増えないんです。
これが1000羽ぐらいいればね、いい収入になるのですが、彼じゃやれる気がねーー??まあ、私が一緒ならやってくれるでしょうね、値はいい奴だから、少し飲んべーでダラシナイだけです。
しかし
ここがまた、フィリピン色なんですね。思い通りに動いてくれない人々が多くて。まぁ給料が安いのでね。あまり文句は言えないんですけど、残念ながらアウトプットはとても小さい。
期待しているとがっかりするやら怒り心頭するやら。それが正直な気持ちです。
本当は自分で動きたいんですけど、正直身体が動かないんです。農園は乾季期になるとそれはとても暑くてとてもじゃないが居られません。それとたくさんの蚊や虫がいるのでかなり閉口します。
何かあそこで農作業を一緒にしていると私は一体なんでこんなことしてるんだろうと思うことがありました。
なんか苦行ですね、あれは。やっていることが、、、、
あれだけ下調べして選びに選んで始めたはずなのに、自分で望んで始めたのにこれが全然楽しくない。
とにかく暑いんです。農園は全然きれいにならないし掃除してくれないし。
ヤシの木は枯れた枝はそのままで腐ってるし、切り株は先の尖ったまま地面からにょきっと出ているので歩くと非常に危ないし。
ほんとに何のために彼らを雇っているか疑問に思うことさえありますが。でもこれも先程言ったようにフィリピン式なので、オーナーである私が我慢するしかありません。
そうでなければ24時間あの農園を自分で管理するしかありません。それは実際不可能です。
私にはできる気がしません。全くお金にならないわ。毎月金はかかるわ。○○みたいな話です。
チリ栽培やってみる
次によりショートスパンで収入源となりそうなチリ栽培トライアルを始めました。およそ120株以上の袋栽培をはじめ5月中旬に苗を植えました。
6月下旬は1番花も咲き終わり、幹が2つに分かれる箇所をナイロンで支柱に縛りあげました。このまますくすくと育って欲しいです。しかしなにやら育ちにばらつきがあります。
培土のせいか病気なのかよく分かりませんが、なんとも成長の遅いチリ栽培でったのでした。
農業試験場のデータによれば、1株1ー2キログラムの唐辛子が収穫できるそうで、計算では100キロから200キログラムの収穫が見込めます。これを1キロ100ペソで販売できたらと考皮算用です。
昨年のBER時期には1キロ赤とうがらしは350から500ペソになりました。ここら辺は運任せかなぁと思います。
一方、放し飼いの鶏は1ヵ月の雛が250ペソで販売されています。今は100羽の雌鶏を購入するかこのまま採卵から孵化させるか思案しているところです。
果樹苗の増植林
明日はここの森林局のレンジャーと果樹の苗木植林の話があります。苗があまりに小さいので断りたいのですがそう無下にもできません。家族3人で話し合って対応したいと思います。
今はすこし、のんびりしています。
といろいろと農地ついて計画と迷いをしるしましたが、
ここは、連日バケツをひっくり返したような驟雨が来る雨季でもあり都市部でその雨をながめながら休んでおります。
そうそう農業系ブロガー兼YOUTUBERができるかもとエンジンをかけだしているところ!?
漠然とですが、
実農業とブログやyoutubeのドッキングでマネタイズ
したら楽しいかなと
思いを馳せるKMGでした。